仕事の早期引退を目指し勉強するブログ

お金やテクノロジーなどについて学び、それをシェアしていきます。

【健康】水は健康にいい?水の飲み方・選び方

 水を飲むと健康にいい、ダイエットになる、というような話をみなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。今回は、水を飲むことによる体への影響や、水の選び方、飲み方について勉強していきたいと思います。

目次
〚水を飲むことによる体への影響〛
(1)水の役割
(2)体から水がなくなると起きること
(3)水の効果

〚水の飲み方〛
(1)1日1.5〜2リットルの水を飲もう
(2)常にちびちび飲もう

〚水の選び方〛
(1)生水
(2)硬度
(3)pH値


〚水を飲むことによる体への影響〛
(1)水の役割
 水は人の体の隅々に満ち、栄養素や酵素、老廃物を各細胞や臓器から出し入れしています。栄養素や酸素を届け、老廃物や有害物質を排出することで、体の健康を保っています。

(2)体から水がなくなると起きること
 体の細胞は、水分が足りなくなると、細胞間の物質に含まれる水をを吸収することで、それを補填します。すると肌からハリツヤが失われ、体内の水の循環が滞ってしまいます。水の循環が滞った体は、栄養素がうまく行き渡らず、老廃物を排出しきれなくなるため、様々な不調が生じることになります。だるさ、生理不順、便秘、冷え性など、なかなか水のせいとは思わないような不調も、実は体内の水のめぐりが悪いせいでおきていたというようなことが多くあります。

(3)水の効果
 水を飲むことは、不足した体内の水を補充し、体内の循環を活性化させて、体の不調を治すことにつながります。現代人は多くが慢性脱水症に陥っているため、水を意識的に飲むということはとても大切です。また、上級者になってくると、自分の体質や体調に合わせて水を選び、足りない栄養素を水で補うこともあります。


〚水の飲み方〛
(1)1日1.5〜2リットルの水を飲もう
 人は何もしなくても、呼吸や排泄で1日2.5リットルの水を排出しています。しかし一方で、1日3食食べている人であればそこから約1リットルの水分を得ていますし、体内の脂質やたんぱく質などをエネルギーに変える際にも、1日0.5リットルの水が作られているため、約1.5リットルの水は飲まなくても補うことができています。そのため、残った1リットルに、汗をかいたり運動したりして減少した分を合わせて、1.5〜2リットルの水を毎日飲むことが必要になります。ただし、飲みすぎると水中毒になり、体がむくんだり、頭痛、吐き気などを引き起こすため、注意が必要です。夏場であっても、1日3リットルまでしか飲まないようにしましょう。

(2)常にちびちび飲もう
 水を飲みかたとして理想なのは、30分に1回ちびちびと飲んでいくというやり方です。もしそれが難しいようであれば、コップの水を1日10杯飲むようにすることを目標にすると良いです。のどが渇いたなと思ったときにたくさん飲むというやり方をすると、満腹中枢が刺激され、しばらくは飲みたくなくなってしまうため、知らず知らずのうちに脱水状態になってしまいます。常に少しずつ飲むことで、体内の水を一定量に保つことが大切です。

〚水の選び方〛
 「いい水」を選ぶポイントは、「生水」「硬度」「pH値」の3つです。この3つを軸に、自分の体に合う水を選んでいきましょう。

(1)生水
 生水とは、加熱処理されていない水のことです。生水にはミネラルが一定量バランスよく含まれているため、健康効果が高いです。ラベルをチェックし、非加熱処理と記載されているものを選びましょう。

(2)硬度
 硬度とは、水に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を数値化したものです。硬度が高いものを硬水、低いものを軟水と言います。硬水はミネラルが多く含まれるため、体を強化することができますが、軟水よりも腎臓や胃腸に負担をかけるため、それらの臓器が弱っている人には向いていません。軟水は、体に負担をかけずに体内の水を循環させることができますが、硬水よりも含まれるミネラルの量は少ないです。

(3)pH値
 pH値は、水素イオン濃度を表す値で、酸性かアルカリ性かを示します。健康な人の体液は弱アルカリ性であるため、アルカリ性の水は人体と相性が良く、新陳代謝を高めることができます。

 「いい水」を飲んで、健康効果を得たい時は、弱アルカリ性の生水を選び、体調に合わせて硬水と軟水を使い分けることが望ましいです。また、自分の体に不足した栄養素を含んだ水を選ぶことも、不調の改善には効果的です。しかし、「いい水」の力を信じすぎることは、健康効果が曖昧な水を高く買わされてしまうことや、他の生活習慣の改善が疎かになってしまうことに繋がりかねません。あくまで健康維持の手段の1つとして、冷静に自分にあった水を選びましょう。

〚おわりに〛
 水をしっかり飲むことは、健康を保つ上で大切なことです。しかし、飲む量が多すぎたり、自分の体にあっていない水を選んでしまうとかえって健康を害してしまいます。自分の目的にあった水を適切な量飲むことで、健康を保つ一助としていきましょう。